【最終2007 (258位) 】鰐蟻ループ【剣盾S10】

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はじめに
S10お疲れ様でした。上位が禁止されて初の環境でしたが、なんとか2000を達成できたので記事にしました。
お時間のある方は読んでみて頂ければなと思います。

最終順位↓(TN:kenで潜ってました)
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構築経緯
シーズン途中までドヒドナットを軸に潜っていましたが、ナットの刺さりがあまりよくなかったためドヒドを残し違う構築を考えることに。
前シーズンはドヒドムドーバンギを軸とした並びで上位の方が数人いるのを知り、バンギが担っていた特殊受けの枠にラッキーを採用し、ドヒドラキムドーを軸に構築を考えていくことにしました。

まず、必須であるパッチラゴンに強い枠としてオンバーンやサザンを試してみましたが、ドラゴン技を透かされたりと裏にいるアシレがキツく、かといってパッチラゴンの前で悠長な動きはできないため非常に窮屈な動きを強いられていました。
そこで、パッチアシレの並びに地面技が一貫しており、かつ威嚇持ちでありさらにパッチラゴンよりもSが高いワルビアルを採用しました。

次に、ウオノラゴンのエラガミが重かったのとワルビアル以外にもう一体地面を採用しパッチラゴンの通りを悪く見せたかったことから、トリトドンを採用。

上記5体で特に重いと感じたポリZを対処できる枠として残り1枠を色々試していましたが、最終的にはポリZに対面から勝て、かつ何気に重く終盤になるにつれて数が増えたアロキュウに勝てる枠としてアイアントを採用し、構築が完成しました。

構築コンセプト
・攻め1体+受け2体を基本選出としたサイクル
・なるべく安定したサイクル
・受けの並びを選出するのが難しい際の為に対面的な並びを組み込む


個体紹介

ワルビアル@気合の襷

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特性:威嚇
技構成:地震/DDラリアット/岩封/捨て身
努力値:AS252 H4


対パッチラゴン枠かつ攻めの駒。技構成は一致技2つにSを逆転でき使い勝手の良い岩封までは確定として、ダイマ時にSを逆転させる手段が欲しかったのでダイアタックを打つために捨て身を4枠目に採用しました。DDラリアットを採用することで受けに強いランクルスワルビアルで見れたのが何気に偉かったです。
地面タイプかつ威嚇持ちということでパッチラゴン側にでんくち安定の行動をさせず期待通りの活躍をしてくれましたが、若干の火力不足を感じた場面が割と多かったです。
攻めの駒としても運用したかったのでASにしましたが、HBも一考だと思います。


ドヒドイデ@黒いヘドロ

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特性:再生力
技構成:熱湯/トーチカ/黒霧/再生
努力値:HB252 D4


物理受け枠その1。黒霧の枠は元々毒で採用していましたが、ナックルで積んでくるウーラオスの処理の為に変更しました。
ドサイやホルードが多かったせいでそこまで選出できなかった気がします。あと全然熱湯で焼いてくれなかったです。来シーズンはお願いします。(多分使わないけど)


エアームド@ゴツメ

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特性:頑丈
技構成:ブレバ/ボディプレ/鉄壁/羽休め
努力値:H244 B236 S28
S:ダイジェット一回で最速パッチラゴン抜き
余りHB

物理受け枠その2で、ドサイホルードが多かったのでよく選出していました。
パッチラゴンと対面しないようなるべく気をつけましたがそれでも羽を押さざるを得ないタイミング等で着地されることは避けられず、そこから電気技読みで後ろの地面(大体ワルビアル)に引くか交換読みダイドラ等読み居座りの拓を生んでしまう試合がかなり多く、安定しませんでした。
ダイジェット1回でパッチラゴンを抜けず負けた試合がありSを若干伸ばしましたが、その後同じ様な展開の試合は無く準速ドサイ抜きとしての意味合いの方が強かった気がします。


ラッキー@進化の輝石

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特性:自然回復
技構成:地球投げ/電磁波/身代わり/卵産み
努力値:H76 B244 D168 S20 ※D個体値30
S:麻痺状態の最速80族抜き
余りの調整忘れました

本構築における特殊受けの枠かつMVPのポケモンです。今シーズンはキッスがいないため、対特殊はラッキーに全て任せていました。
身代わりの枠は元々ステロでしたが、
・電磁波の麻痺から身代わりを残す
・相手のドヒドなどに対し身代わりを残して詰ませる
・裏のパッチラゴンに引かれた場合も身代わりを盾に一度技を見てから交代できる
といった動きが強いと感じ変更しました。
実際相手の痺れから身代わりやらなんやで拾った試合とかが結構あったのでこの構成で良かったと思います。当然ですが高耐久ポケモンの身代わりは強いと使っていて感じました。
前期に育成した個体をそのまま流用したので努力値はもっと良い調整があるはずですが、特に困った場面はありませんでした。また、D個体値30ですが31だとしても余った4をCに振ったところで特に意味は無いと感じたのでそのまま使用しました。


トリトドン@ウイの実

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特性:呼び水
技構成:熱湯/大地の力/欠伸/再生
努力値:HB252 D4

最初は残飯を持たせていましたが、「パッチラゴンのダイドラグーン→ウイの実発動→再生」の動きが出来た方が安定すると思いウイの実にしました。ウオノラゴンのエラガミの一貫を切れる、ボルチェンの一貫を切れてかつロトムに強め等かなり本構築において欠かせない存在でしたが、最終日にめちゃめちゃ当たったアロキュウ入りの構築には役割対象がいてもかなり出しづらかったです。基本アロキュウ側が有利対面で零度押すのでしんどかったです。


アイアント@命の珠

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特性:張り切り
技構成:アイヘ/出会い頭/馬鹿力/地団太
努力値:AS252 H4


最終日に採用しましたが、めちゃくちゃ構築にハマってくれました。上位が禁止になったことでアイアントの上からワンパンしてくるポケモンがほぼいなくなり、かなり動きやすかった印象です。素で打った技もしっかり当ててくれる自覚のあるポケモンでした。雷の牙欲しい場面が何回かあったので馬鹿力とかと入れ替えるのもアリなのかと思いました。


選出パターン
※明確なパターンだけ記載しています
ワルビアル+エアームド+ラッキー
・基本選出です。攻め1体+受け2体の形で、環境上位の禁止もありムドーとラッキーで見れる範囲が広く、安定して戦えました。
 ムドーの個体紹介の欄でも書いた通り上手くパッチラゴンに対してワルビアルを合わせないといけないため、そこで択ゲーになってしまうのが泣き所でした。

ワルビアル+アイアント@1
・対面の並びです。相手の構築をみて受け回すのが難しそうな場合はこの選出をします。@1はドヒドラキムドートドンのうち1体をクッションとして選出しますが、電磁波でのサポートが出来るラッキーの選出が多かったです。

その他相手に合わせて選出、受け3体の選出をすることはあまりなかったです。

特にきつかったポケモン・並び
ゲンガー
・特殊はラッキーに任せているので、唯一の打点である地球投げが通らないゲンガーの処理がかなり大変でした。ワルビアルで処理するのが理想ですが、鬼火やエナボ等の存在があるため後投げしづらく、電磁波を入れようにも身代わり持ちだったり挑発持ちの個体に出くわすことが多くかなり処理に苦労させられました。
悪巧み+気合玉のようなラッキー側に対し明確な打点のあるゲンガーは見なかったため、なるべく味方3体のHP総数を多く保ち、ゲンガーを突破できずともTODを勝ち筋の一つに出来るよう心掛けていました。
あとシャンデラも結構きつかったです。というか負けました。

アロキュウ
・フリドラ+吹雪の通りがかなり良く、ラッキーも零度で死ぬので中々厳しい戦いを強いられました。最終日にアイアントを採用し対策としました。裏に上手い感じにいなされてアイアントが疲弊した試合終盤とかに出されたら死にます。



後書き
数シーズン振りに2000に乗れましたが、チキって2000で止めてしまったため、S11は時間があればもっと上を目指していきたいです。
最後にここまで読んで頂きありがとうございました。



スペシャルサンクス
今シーズンもポ通に付き合ってくれたmasa